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2025年10月03日

空き家の電気代問題:放置せずに賢く節約・管理する方法




監修者
尼崎市の不動産
山内康司
TikTokにて、不動産売却・購入について配信中。
不動歴10年以上。元警察官。


空き家の電気代 節約と管理

【空き家の電気代】誰もいないのになぜ? 放置リスクと賢い節約・管理方法、最終手段まで徹底解説!

「誰も住んでいないはずの実家から、毎月電気代の請求が来る…」「電気を使ってないのに、なんでお金を払うの?」「もったいないから解約したいけど、大丈夫かな…?」

空き家を所有していると、こんな「電気代」に関する素朴な疑問や悩みにぶつかること、ありますよね。わずかな金額だとしても、毎月続くとなると大きな負担に感じられるものです。

この記事では、そんな空き家の電気代問題でお悩みの方のために、なぜ電気代が発生するのかという根本的な理由から、契約を「継続」すべきか「解約」すべきかの判断基準今すぐできる具体的な節約術、そして電気代以外のコスト最終的な解決策まで、あなたが損をしないための情報を網羅的に、分かりやすく解説します!

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誰もいないのにナゼ? 空き家でも電気代がかかる「3つの理由」

空き家の電気代がかかる理由

「電気なんて使ってないはずなのに!」 そう思っていても、電気代の請求が来るのには、ちゃんと理由があります。主な原因は以下の3つです。

原因 内容 対策の方向性
① 基本料金 電力会社と契約している限り、電気を一切使わなくても発生する固定費。契約アンペア数(A)や料金プランで金額が決まる。 ・契約アンペア数を最小限に下げる
・料金プランを見直す。
・契約自体を解約する。
② 待機電力 家電製品(給湯器、温水便座、ルーター、テレビなど)が、コンセントに挿さっているだけで消費する微弱な電力。 ・使っていない家電のコンセントを抜く
ブレーカーを落とす。
③ 漏電(ろうでん) 古い電気配線や機器の絶縁劣化が原因で、電気が本来の回路以外に漏れ出している状態。微量でも電気メーターが回ってしまう。 ブレーカーを落とす
・(危険!)専門業者(電気工事店)に点検・修理を依頼する。
・火災の原因にもなり非常に危険!

空き家の電気代、平均は月々いくら?

空き家の電気代は、上記の要因によって様々ですが、一般的には月々数百円〜2,000円程度の基本料金のみ、というケースが多いようです。

ただし、契約アンペア数が大きいままだったり、待機電力が多い家電(古い給湯器や温水便座など)が繋ぎっぱなしだったり、あるいは漏電していたりすると、誰も住んでいないのに月々数千円の請求が来ることも…。

「電気を使っていないはずなのに、メーターが動いている」「先月と比べて急に電気代が上がった」という場合は、漏電の可能性も疑い、すぐに専門業者に点検を依頼しましょう。火災につながる前に早期発見することが大切です。

 

究極の選択? 空き家の電気契約「継続」 vs 「解約」徹底比較!

電気契約 継続か解約か

「基本料金だけでももったいないから、いっそ解約してしまおうか?」…そう考える方も多いでしょう。しかし、解約にはメリットだけでなく、大きなデメリットもあります。ご自身の状況に合わせて慎重に判断しましょう。

① 契約を「継続」する
(アンペア数を下げるなど節約しつつ)
② 契約を「解約」する
(電気を完全に止める)
メリット 【売却活動に有利!】内覧時に照明が点き、換気扇も回せる。買い手への印象が格段に良い。
家の維持管理ができる(掃除機の使用、夜間作業、電動工具の使用など)。
防犯対策(タイマー照明、防犯カメラ)が使える。
凍結防止(冬場のヒーター)やカビ防止(除湿機・換気)が可能。
・将来、自分で使う・貸すことになってもすぐに使える。
電気代(基本料金含む)がゼロになる!
・漏電の心配がなくなる。
デメリット/
リスク
基本料金がかかり続ける。
・待機電力や漏電のリスクが残る(対策が必要)。
【売却活動に超不利!】内覧時に室内が真っ暗。印象最悪。
・換気扇が回せず、湿気やカビで家の劣化が急速に進むリスク大。
・水道管の凍結破裂リスク(冬場)。
・掃除や簡単な修繕もできない。
防犯面で非常に無防備になる。
再契約時に手間と費用(工事費など)がかかる可能性がある。
どんな人向け? 近いうちに売却や賃貸を考えている人(必須!)
・定期的に家を訪問し、管理する人。
・家の劣化を防ぎたい人。
・防犯面が心配な人。
売却・賃貸の予定が全くない
・今後、誰も家を利用する予定がない。
・建物が非常に古く、管理する価値が低い。
・(ただし、劣化・防犯リスクは受忍する必要あり)

結論として、もし少しでも売却や賃貸、将来的な利用の可能性が残っているなら、契約は「継続」し、次の「節約術」でコストを最小限に抑えるのが賢明です!

解約して基本料金を浮かせるメリットよりも、家の価値が下がったり、売却チャンスを逃したりするデメリットの方が、はるかに大きくなる可能性が高いからです。

 

契約継続が前提!空き家の電気代を賢く節約する【5つの方法】

電気代 節約術

「契約継続」を選んだ場合でも、無駄な電気代は払いたくないですよね。今すぐできる具体的な節約術をご紹介します。

節約術 具体的な方法 メリット デメリット/注意点
① アンペア数を
 最小限に下げる
電力会社(例:関西電力など)に連絡し、契約アンペア数(例:40A→10Aや15A)を最低ランクに変更する。 基本料金が確実に安くなる!
・手続きも電話やネットで簡単。
・一度に使える電力が減る(掃除機と照明を同時に使うと落ちる、など)。
・内覧時に不便がないか、不動産会社と相談。
② ブレーカーを
 落とす(必要な所以外)
分電盤のブレーカーを「切」にする。 待機電力をほぼゼロにできる。
漏電を効果的に防げる
【要注意!】
防犯設備(タイマー照明、セキュリティ)も止まる。
凍結防止ヒーターなども止まる(冬場は危険)。
内覧前には必ず「入」に戻す必要がある!
③ コンセントを抜く 使っていない家電(給湯器、温水便座、テレビ、ルーターなど)のコンセントを全て抜いて回る ・ブレーカーを落とさなくても、待機電力を確実にカットできる。
・防犯設備など、必要な電力は残せる。
・手間がかかる。
・コンセントを抜くと設定がリセットされる機器もある。
④ 電力会社・
 料金プランを見直す
電力自由化により、基本料金が安い新電力や、空き家向け・低使用量向けのプランに乗り換える。 ・アンペア変更よりも、さらに基本料金を下げられる可能性がある。 ・切り替えに手続きが必要。
・解約金がかかる場合もある。
⑤ 空き家管理
 サービスを利用する
専門の管理会社に依頼し、定期巡回時に通電・換気・清掃などを任せる。 ・電気代節約(コンセント抜きなど)だけでなく、家の劣化防止、防犯対策もまとめて任せられる。
・遠方でも安心。
管理委託費用が別途かかる。

最も手軽で効果的なのは、「①アンペア数を最低限(例:10A)まで下げ」て、「③不要な家電のコンセントを抜いておく」ことです。そして、定期的に訪問する際に「②ブレーカーを(一時的に)入れる」か、内覧前には「ブレーカーが落ちないように注意して電気を使う」のが現実的でしょう。

ブレーカーを完全に落としっぱなしにするのは、特に売却活動中や、家の維持管理を考えると、あまりおすすめできません。

 

電気代だけじゃない!空き家を「放置」するトータルコスト

空き家放置のコスト

「電気代さえ節約すれば、空き家を持っておいても大丈夫」…そう考えるのは危険かもしれません。空き家には、電気代以外にも様々な維持コストやリスクが伴います。

コスト/リスク 具体的な内容 なぜ問題か?
① 固定資産税・
 都市計画税
・所有している限り、毎年必ずかかり続ける。
・(尼崎市など)市街化区域なら都市計画税も。
・使っていなくても数十万円単位の支出になる。
「特定空家」に指定されると、税金の軽減措置(住宅用地特例)がなくなり、税額が最大6倍に跳ね上がるリスクも!
② 修繕費・
 メンテナンス費
・雨漏り、外壁のひび割れ、給湯器の故障、シロアリ被害など、老朽化による修繕。
・定期的な点検費用。
・放置すればするほど家の劣化は進み、いざ売ろう・貸そうとした時に高額な修繕費が必要になる。
③ 管理費(手間) ・定期的な草刈り、庭木の剪定。
・室内の換気、通水、清掃。
・郵便物の確認。
・(遠方の場合)交通費。
・これらの管理を怠ると、近隣からのクレーム(景観悪化、害虫発生など)の原因に。
管理サービスに委託すれば、別途費用(月額数千円~)がかかる。
④ 火災保険料 ・空き家でも火災リスク(放火など)に備え、加入はほぼ必須。
・通常の住宅より保険料が割高になることも。
・万が一の際の損失をカバーするためだが、これも固定費。
⑤ 防犯・安全リスク ・不法侵入、不法投棄、放火のターゲットになりやすい。
・台風などで屋根材が飛散し、近隣に損害を与える可能性(所有者責任)。
・近隣トラブルの原因や、最悪の場合、損害賠償責任を負うリスク。

こうして見ると、空き家を持ち続けることは、電気代の節約だけではカバーしきれない、大きな金銭的・精神的負担を伴うことがわかります。

 

根本的解決!維持コストから解放される「売却」という選択肢

空き家の売却

空き家の維持費や管理の手間、将来的なリスクを考え続けることに疲れてしまったら…? 根本的な解決策として「売却」も視野に入れることを強くおすすめします。

「空き家買取」なら、手間もコストも最小限!

「売却するにも、家の中は荷物だらけだし、掃除も大変…」という方も多いでしょう。そんな時に検討したいのが、不動産会社による「買取」です。

通常の「仲介」(不動産会社が買い手を探す)とは異なり、不動産会社が直接あなたの空き家を買い取ってくれる方法です。

【空き家買取のメリット】

  • 手間がかからない室内の残置物(家具・家電など)も、そのままで買い取ってくれるケースが多い! 掃除や片付けは不要です。
  • スピーディー:買い手を探す必要がないため、最短数日~数週間で現金化が可能。
  • 仲介手数料が不要:不動産会社が直接買主になるため、仲介手数料(売却価格の3%+6万円+税など)がかかりません。
  • 契約不適合責任の免除:古い家で心配な、売却後の隠れた欠陥(雨漏りなど)に対する責任を免除してもらえることがほとんど。

もちろん、売却価格は仲介で売るよりも安くなる傾向がありますが、「処分費用」や「将来かかり続ける維持費・リスク」から解放されることを考えれば、トータルで見て「買取」の方が合理的、というケースも非常に多いのです。

信頼できる不動産会社への相談が第一歩

空き家の電気代問題は、実は「空き家をどうするか」という、より大きな問題の入り口に過ぎません。節約対策も大切ですが、それと並行して、「この空き家を将来どうするのか?」をご家族で話し合い、専門家である不動産会社に相談してみることをおすすめします。

私たちリブネクストは、尼崎市に根ざし、空き家問題にも精通しています。お客様のご事情を丁寧にお伺いし、

  • 空き家の適切な管理方法や節約術のアドバイス
  • 仲介での売却(高く売るため)の戦略立案
  • 手間のかからない「買取」のご提案

など、幅広い選択肢の中から、あなたにとって最適な解決策を一緒に考えます。
→ リブネクストが不動産売却(空き家・相続案件含む)で選ばれている理由はこちら

「とりあえず査定だけ」「管理の相談だけ」でも大歓迎です。電気代の請求書を見てため息をつく前に、ぜひ一度、お気軽にご相談ください。

 

まとめ:空き家の電気代問題、根本的な解決も視野に入れよう

空き家とはいえ、契約している限り電気代(特に基本料金)はかかり続けます。まずは、

  • アンペア数を下げる
  • 不要なコンセントを抜く
  • (リスクを理解した上で)ブレーカーを落とす

といった節約術で、無駄な支出を抑えましょう。

しかし、電気代は空き家が抱えるコストの氷山の一角にすぎません。固定資産税、修繕費、管理の手間、そして「特定空家」に指定されるリスク…。これらをトータルで考えた時、「売却」(特に手間のかからない「買取」)が、最も賢明な選択肢となることも多いのです。

空き家問題は、放置すればするほど深刻化します。まずは第一歩として、専門家に相談することから始めてみませんか?

 

空き家の電気代、管理、売却… まとめて「リブネクスト」にご相談ください!

空き家の維持管理や、売却後のリスクを極力無くしたい方は、ぜひ「リブネクスト」にお気軽にご相談ください。

電気代の節約アドバイスから、売却後のクレームになりそうな箇所の事前調査、そして残置物そのままOKの「買取」まで、お客様の負担を最小限にするための最適なプランをご提案します。

尼崎で売却実績が豊富な「リブネクスト」へ、まずはご相談いたしませんか?
空き家に関するあらゆるお悩みを、私たちが一緒に解決します。