古い家を賢く売る!成功の秘訣と注意点【2025年最新版】
監修者
山内康司
TikTokにて、不動産売却・購入について配信中。
不動歴10年以上。元警察官。

Contents
【古い家 売却 完全ガイド】損しない!賢く売るための秘訣と注意点を徹底解説!(尼崎市対応 2025年版)
「親から相続した実家、だいぶ古いんだけど売れるのかな…」「築30年超えの我が家、住み替えたいけど価値はある?」「解体した方がいい? それともリフォーム? 費用も心配…」
長年住んだ愛着のある家や、受け継いだ大切な実家。でも、年数が経つと「古い家」をどうすれば良いか、悩みは尽きませんよね。特に売却となると、「安く買い叩かれるんじゃないか」「トラブルにならないか」といった不安が大きいのではないでしょうか。
この記事では、そんな「古い家」の売却でお悩みの方のために、売却前に知っておくべきことから、最適な売却方法(そのまま?リフォーム?解体?買取?)の見つけ方、少しでも高く売るための秘訣、そして古い家ならではの注意点(税金、契約トラブル回避策)まで、あなたが損せず、賢く売却を進めるための情報を網羅的に、分かりやすく解説します! 専門家のアドバイスも参考に、あなたの状況に合った最適な戦略を見つけましょう。
「古い家」ってどんな家? まずは現状とリスクを知ろう

「うちの家は古い家?」 まずは、ご自身の家が一般的にどう見られるのか、そして古い家を所有し続けることのリスクを知っておくことが大切です。
「古い家」の一般的な目安とは?
明確な定義はありませんが、不動産市場では一般的に、
- 木造一戸建て:築20年~25年超
- マンション:築25年~30年超
あたりから「古い家(中古住宅、築古物件)」として扱われることが多くなります。特に木造戸建ては、税法上の耐用年数(居住用は約22年)が一つの目安とされることもあります。
ただし、これはあくまで目安。重要なのは実際の「建物の状態」と「メンテナンス状況」です。築年数が古くても、しっかり手入れされていれば価値は維持されますし、逆に築浅でも管理が悪ければ評価は下がります。
なぜ古い家は「売りにくい」と言われるの? その理由
残念ながら、一般的に古い家は新しい家に比べて売却が難しくなる傾向があります。その主な理由を見てみましょう。
| 売れにくい理由 | 具体的な内容・買い手の懸念 | 対策の方向性 |
|---|---|---|
| ① 建物の老朽化・ 機能面の不安 |
・雨漏り、シロアリ、傾きなどの構造的な問題がないか? ・耐震性は大丈夫?(特に1981年以前の旧耐震基準) ・断熱性が低く、夏暑く冬寒いのでは? ・給排水管、電気配線などのインフラは大丈夫? |
・現状を正確に把握する(インスペクション等) ・必要な修繕を行う or 価格に反映させる ・耐震診断・補強など |
| ② 購入後の リフォーム・ 修繕費用の懸念 |
・水回り(キッチン、風呂、トイレ)が古い、使いにくい。 ・内装(壁紙、床)が汚れている、傷んでいる。 ・購入後に予想外の修繕費がかかるのでは? |
・費用対効果の高いリフォームを検討 ・現状渡しにして価格を下げる ・インスペクションで状態を明確化 |
| ③ デザイン・ 間取りの古さ |
・今のライフスタイルに合わない間取り(例:和室が多い、LDKが狭い)。 ・デザインが時代遅れ。 |
・リフォームで改善 ・「古民家風」など、古さを魅力としてアピール ・更地にして土地として売る |
| ④ 住宅ローン審査 のハードル |
・旧耐震基準の建物や、あまりに古い建物は、金融機関の担保評価が低くなり、買い手がローンを借りにくい(または借入額が少なくなる)ことがある。 | ・耐震診断・補強を行う ・提携ローンがある不動産会社に相談 ・現金購入層をターゲットにする |
| ⑤ 維持管理への 不安 |
・購入後もメンテナンスに手間や費用がかかりそう。 | ・これまでのメンテナンス履歴を提示する ・インスペクション結果で安心感を与える |
こうした買い手側の不安要素があるため、古い家を売るには、新築や築浅物件とは違う戦略が必要になるのです。
放置は危険! 古い「空き家」が抱えるリスク
もし、その古い家が誰も住んでいない「空き家」状態なら、さらに注意が必要です。放置すると…
- 急速な老朽化・倒壊のリスク
- 防犯上のリスク(不法侵入、放火など)
- 衛生・景観の問題(雑草、害虫、ゴミなど)
- 税金負担の増加リスク(「特定空家」指定で固定資産税が最大6倍に!)
- 所有者責任(損害賠償リスク)
といった問題が発生し、金銭的にも精神的にも大きな負担になりかねません。「いつか売ろう」ではなく、できるだけ早く対策(売却、賃貸、管理委託など)を検討することが重要です。
売却前に必須! 家の状態チェックリスト
売却活動を始める前に、まずはご自身の家の状態を客観的に把握しましょう。
- □ 雨漏りの形跡はないか?(天井のシミ、壁紙の剥がれなど)
- □ シロアリ被害の兆候はないか?(床のきしみ、柱の空洞音、羽アリなど)
- □ 建物の傾きはないか?(ドアや窓の開閉、ビー玉が転がるなど)
- □ 給排水管の水漏れや詰まりはないか?
- □ 主要な設備(給湯器、エアコンなど)は正常に動作するか? 製造年は?
- □ (旧耐震基準の場合)耐震診断や補強工事の履歴はあるか?
- □ 過去の大きな修繕・リフォーム履歴は?(記録があればベスト)
もしこれらの点に不安がある場合は、売却前に専門家による「ホームインスペクション(建物状況調査)」を受けることを強くおすすめします。費用はかかります(5万円~10万円程度が目安)が、家の状態を正確に把握でき、買い手への説明責任を果たし、売却後のトラブルを防ぐ上で非常に有効です。
古い家、どう売るのが正解?【4つの売却方法】を徹底比較!

古い家を売る方法は、大きく分けて4つあります。それぞれのメリット・デメリットを理解し、あなたの家の状態や状況に合った方法を選びましょう。
| 売却方法 | メリット | デメリット/注意点 | 費用感 | どんな家・状況におすすめ? |
|---|---|---|---|---|
| ① そのまま売る (現状渡し・仲介) |
・手間や費用がかからない(リフォーム・解体不要)。 ・比較的早く売り出せる。 |
・売却価格は安くなりがち。 ・買い手が見つかりにくい可能性。 ・契約不適合責任のリスクが高い(隠れた欠陥)。 ・仲介手数料はかかる。 |
仲介手数料 (売却価格の3%+6万+税)など |
・まだ十分に住める状態の家。 ・リフォーム費用をかけたくない。 ・買い手がリフォーム前提で探している場合。 |
| ② リフォーム して売る(仲介) |
・家の魅力がアップし、高く・早く売れる可能性が高まる。 ・買い手のローン審査が通りやすくなることも。 |
・リフォーム費用がかかる(数十万~数百万円)。 ・かけた費用を回収できない(売値に上乗せできない)リスクも。 ・リフォーム期間中は売却できない。 |
リフォーム費用+ 仲介手数料など |
・比較的人気エリアにある家。 ・部分的なリフォーム(水回りなど)で効果が見込める家。 ・費用対効果をしっかり検討できる場合。 |
| ③ 解体して 更地で売る(仲介) |
・土地そのものの価値で勝負できる(建物評価ゼロの場合)。 ・買い手が自由に新築できるため、需要が広がる可能性。 ・建物に関する契約不適合責任リスクがなくなる。 |
・高額な解体費用がかかる(木造で坪4~5万円目安)。 ・解体後は固定資産税の軽減措置がなくなり、税金が高くなる! ・売れるまで更地の管理が必要。 |
解体費用+ 仲介手数料など+ 固定資産税(増額分) |
・建物が著しく老朽化している、または再建築不可などで価値がない場合。 ・立地が良い土地。 ・解体費用を負担できる資金がある。 |
| ④ 不動産会社に 「買取」してもらう |
・現状のまま(掃除・片付け不要なことも)で売れる。 ・すぐに現金化できる。 ・仲介手数料が不要なことが多い。 ・契約不適合責任が免除されることが多い。 |
・売却価格は仲介で売るより大幅に安くなる(市場価格の6~8割程度)。 | (買取価格による) | ・とにかく早く・手間なく売りたい。 ・老朽化が激しい、問題(境界未確定など)を抱えている家。 ・相続などで遠方の実家を処分したい。 |
※空き家バンク:自治体が運営する空き家情報サイト。特に地方の物件の場合、登録してみる価値はありますが、成約率は高くなく、手続きも煩雑な場合があります。上記①~④と並行して検討する、くらいが良いかもしれません。
どの方法がベストかは、家の状態、立地、あなたの資金状況、そして「いつまでに売りたいか」によって全く異なります。
例えば、「立地は良いけど建物がボロボロ」なら③解体、「建物は古いけど中はキレイ」なら①現状渡しや②部分リフォーム、「とにかく早く現金化したい」なら④買取、といった具合です。
自己判断せず、必ず複数の不動産会社に相談し、「うちの場合は、どの売り方が一番有利ですか?」と、それぞれのメリット・デメリット、費用感を具体的に比較検討させてもらいましょう。
古い家でも諦めない!少しでも「高く売る」ための秘訣

「古いから安くても仕方ない…」と諦める前に! 古い家ならではの魅力を引き出し、少しでも高く売るための工夫をしてみましょう。
- 秘訣①:徹底的な「掃除」と「片付け」は必須!
これはどんな家でも基本ですが、古い家ほど効果絶大! 清潔感があるだけで、「大切に使われてきた家だな」という印象を与えられます。特に水回り、玄関、窓ガラスは念入りに。家財道具もできる限り処分し、スッキリ広く見せましょう。 - 秘訣②:古さを「味」としてアピールする
単に古いだけでなく、「レトロ」「ヴィンテージ」「古民家風」といったポジティブな言葉で、その家ならではの雰囲気や個性をアピールできないか考えてみましょう。梁や柱を見せる、建具を活かすなど、リフォームの方向性にもつながります。 - 秘訣③:「ターゲット層」を明確にする
どんな人にこの家を買ってほしいか? 例えば、「リノベーションを楽しみたい若い夫婦」「広い庭で家庭菜園をしたいシニア層」など、ターゲットを絞ることで、広告の打ち出し方やアピールポイントが明確になります。 - 秘訣④:「ホームインスペクション」で安心感をプラス
前述の通り、専門家による建物診断を受け、その結果(問題点と改善策)を買い手に開示することで、「見えない部分への不安」を取り除き、安心して購入してもらいやすくなります。 - 秘訣⑤:「解体更地渡し」も交渉カードに
現状のまま売り出しつつ、「もし買い手さんが希望するなら、こちらで解体して更地で引き渡すことも可能ですよ」という選択肢を提示する(解体費用は価格交渉の材料にする)。買い手にとっては、解体の手間が省けるメリットがあります。
古い家には、新しい家にはない魅力や可能性があります。それをどう引き出し、どう伝えるかが、高く売るためのカギになります。
【最重要】古い家売却で絶対に注意すべき3つのリスクと対策

古い家の売却には、特有のリスクも潜んでいます。後で「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないために、必ず押さえておきたい注意点です。
| 注意点 | リスクの内容 | 主な対策 |
|---|---|---|
| ① 契約不適合責任 (隠れた欠陥) |
・売却後に、雨漏り、シロアリ、給排水管の故障、建物の傾きなど、契約時に説明されていなかった重大な欠陥が見つかるリスク。 ・買主から修繕費用請求、損害賠償、契約解除などを求められる可能性。 ・古い家ほど、このリスクは高くなる! |
・ホームインスペクションを実施し、家の状態を正確に把握する。 ・把握している不具合や懸念点は、絶対に隠さず正直に告知する!(「告知書」に記載) ・契約書で責任を負う期間を明確に定める(例:引渡し後3ヶ月など)。 ・瑕疵保険への加入を検討する(検査合格が必要)。 ・「買取」なら、この責任が免除されることが多い。 |
| ② 税金(特に取得費) | ・古い家の場合、購入時の契約書などを紛失しているケースが多い。 ・取得費が不明だと、「概算取得費(売却価格の5%)」で計算され、譲渡所得税が非常に高額になるリスク! ・(相続した空き家の場合)「相続空き家の3,000万円控除」は適用要件が非常に複雑で、知らないと使えない(損をする)リスク。 |
・購入時の書類(契約書、領収書など)を徹底的に探す! ・どうしても見つからない場合は、税理士に相談し、合理的な取得費の算出方法を検討。 ・相続した実家の場合は、空き家特例の要件(耐震or解体、相続開始からの期間など)を税理士に確認してもらう。 |
| ③ 境界・権利関係の 問題 |
・隣地との境界が曖昧でトラブルになる。 ・相続登記が未了で売却できない。 ・共有名義で意見がまとまらない。 |
・売却前に土地家屋調査士に依頼し、境界確定測量を行うのが最も確実。 ・司法書士に依頼し、速やかに相続登記を完了させる。 ・共有者全員と連絡を取り、売却の合意形成を行う(難しければ弁護士相談)。 |
これらのリスクは、放置すると売却活動がストップしたり、売却後に大きな金銭的負担が発生したりする可能性があります。売却活動を始める前に、これらの点についてもしっかり確認・準備しておくことが、古い家売却を成功させる上で非常に重要です。 不安な点は、迷わず専門家(不動産会社、司法書士、土地家屋調査士、税理士など)に相談しましょう。
信頼できる不動産会社選び:古い家売却に強いパートナーの見つけ方

古い家の売却は、新築や築浅物件とは違う難しさがあります。だからこそ、その特性を理解し、最適な戦略を提案してくれる、信頼できる不動産会社を選ぶことが何よりも大切です。
「古い家」「空き家」の売却実績が豊富な会社を選ぼう!
不動産会社にも得意分野があります。新築マンション販売が得意な会社、賃貸仲介がメインの会社…。古い家の売却を依頼するなら、やはり中古戸建て、特に築古物件や空き家の売却実績が豊富な会社を選ぶべきです。
【チェックポイント】
- ホームページや広告で、中古戸建ての売却事例を多く紹介しているか?
- 査定時に、古い家ならではの評価ポイント(例:土地の価値、リフォームの可能性など)をしっかり見てくれるか?
- 相続案件や空き家対策に関する知識・経験はありそうか?
- 提携している専門家(解体業者、リフォーム業者、司法書士、税理士など)はいるか?
特に、地元・尼崎市に根ざした地域密着型の不動産会社は、地域の買い手ニーズや、古い家に対する評価の傾向などを熟知しているため、頼りになる存在です。
査定額だけでなく、「提案力」と「担当者の人柄」で選ぶ!
複数の会社に査定を依頼したら、金額の比較はもちろんですが、以下の点も重視してパートナーを選びましょう。
- 売却戦略の提案:「現状のまま売るべきか? リフォームすべきか? 解体すべきか?」など、あなたの家の状況に合わせた具体的な戦略と、その根拠を説明してくれるか?
- リスク説明:契約不適合責任など、古い家ならではのリスクについても、きちんと説明し、対策を一緒に考えてくれるか?
- 担当者の対応:こちらの話を親身に聞き、専門用語を使わずに分かりやすく説明してくれるか? 連絡はマメか?
売却活動は、担当者と二人三脚で進める長い道のりになることもあります。「この人になら安心して任せられる」と思える、信頼関係を築ける担当者を見つけることが、何より大切です。
私たちリブネクストも、尼崎市での豊富な経験に基づき、古い家や空き家の売却に関する様々なご相談に対応しております。お客様にとって最善の売却方法を一緒に考え、全力でサポートいたします。
→ リブネクストが不動産売却で選ばれている理由はこちら
まとめ:古い家でも諦めない!賢い戦略と準備で成功へ

古い家の売却について、知っておくべきこと、売却方法、高く売る秘訣、そして注意点まで、詳しく見てきました。
古い家には、確かに売却のハードルがあるかもしれません。しかし、
- 家の状態を正確に把握し、
- 最適な売却方法(現状?リフォーム?解体?買取?)を選択し、
- 古い家ならではの魅力を引き出す工夫をし、
- 特有のリスク(契約不適合責任、税金、権利関係)にしっかり備え、
- そして何より、古い家売却に強い、信頼できる不動産会社をパートナーに選ぶこと。
これらを実践すれば、きっとあなたの古い家も、納得のいく形で売却できるはずです。
「古いから…」と諦めずに、まずは情報収集と専門家への相談から始めてみませんか?
尼崎での古い家・空き家の売却なら「リブネクスト」へ!
「うちの古い家、どうしたらいいんだろう…」「相続したけど、管理も大変だし売りたい…」
そんなお悩みをお持ちなら、ぜひ私たち尼崎市の不動産売却プロ「リブネクスト」にお気軽にご相談ください!
古い家、空き家の売却実績も豊富です。お客様のご状況やご希望を丁寧にお伺いし、査定はもちろん、最適な売却方法(仲介、買取、リフォーム提案、解体相談など)をご提案。相続や税金に関する専門家(司法書士、税理士)とも連携し、ワンストップでサポートいたします。
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