家の売却とエアコン:残す?外す?価格への影響と賢い選択
監修者
山内康司
TikTokにて、不動産売却・購入について配信中。
不動歴10年以上。元警察官。

Contents
【家の売却 エアコン問題】残す?外す?どっちが得?価格への影響と後悔しない賢い選択を徹底解説!
「家を売ることになったけど、今使ってるエアコン、どうしよう…?」「付けたまま売った方が高く売れるの? それとも外した方がいい?」「処分するなら、費用はどれくらいかかるの?」
家の売却準備を進める中で、意外と頭を悩ませるのが、この「エアコンの扱い」ではないでしょうか。まだ使えるし、外すのも面倒だし…でも、古いと逆にマイナスになるって聞くし…。
この記事では、そんなエアコン問題でお悩みのあなたのために、エアコンを「残す」場合と「外す」場合のそれぞれのメリット・デメリット、売却価格へのリアルな影響、そして賢い処分方法やトラブル回避のための注意点まで、あなたが後悔しない選択をするための情報を、分かりやすく徹底解説します!
エアコンの有無、ぶっちゃけ査定額にどれくらい影響するの?

まず気になるのが、「エアコンが付いてると、査定額って上がるの?」という点ですよね。
直接的な査定額アップ効果は「限定的」と考えよう
正直なところ、不動産会社が行う査定において、エアコンが付いていること自体が、査定額を何十万円も押し上げる、ということはほとんどありません。査定のメインはあくまで、土地の価値、建物の構造や築年数、間取り、立地条件、そして周辺の相場です。エアコンは、キッチンやお風呂の設備と同じ「付帯設備」の一つという位置づけです。
ただし! だからと言って「どうでもいい」わけではありません。
「買い手の印象」と「売却スピード」には影響大!
査定額への直接的な影響は小さくても、エアコンの有無や状態は、内覧に来た買い手の「印象」、そして「売れるまでのスピード」には大きく影響します。
- 比較的新しく、状態の良いエアコンが付いている場合:
- 買い手は「入居後すぐに快適に暮らせる!」「エアコン購入・設置の手間とお金が省ける!」と感じ、物件全体の印象がアップします。特に夏の暑い時期の内覧では効果絶大!
- 他の似たような物件と比較された際に、有利な決め手になる可能性があります。結果的に早期売却につながることも。
- 古すぎる、または故障しているエアコンが付いている場合:
- 買い手は「これ、いつ壊れるか分からないな…」「結局、自分で処分して新しいのを買わないといけないのか…」とマイナスな印象を抱きます。
- 処分費用や新品購入費用を考え、値下げ交渉の材料にされる可能性があります。
- 最悪の場合、それが原因で購入を見送られてしまうことも…。
つまり、エアコンは査定額そのものを上げる力は弱くても、買い手の心を掴み、スムーズな売却を後押しする「隠し味」にはなり得る、ということです。逆に、状態が悪いものは「足かせ」にもなりかねません。
【徹底比較】エアコン「残す」vs「外す」どっちを選ぶべき?
では、あなたの家のエアコンは、残すべきか、外すべきか? それぞれのメリット・デメリットを、売主・買主双方の視点から整理してみましょう。
| 選択肢 | メリット(良い点) | デメリット/注意点 | どんなケースにおすすめ? |
|---|---|---|---|
| ① エアコンを「残す」 | 【売主】 ・取り外し・処分費用がかからない! ・物件のアピールポイントになる可能性。 【買主】 ・入居後すぐに使える(特に夏・冬は助かる!)。 ・エアコン購入・設置費用が節約できる。 |
【売主】 ・古すぎると逆にマイナス印象に。 ・引き渡し前の故障リスク(誰が修理費を負担?)。 ・契約不適合責任の対象になる可能性(後述)。 ・付帯設備表への正確な記載が必須。 【買主】 ・機種を選べない(デザイン、性能)。 ・中古品なので故障が心配。 ・電気代が高い旧式モデルかも? |
・エアコンが比較的新しい(製造後5~7年以内が目安?)。 ・正常に動作している。 ・買い手の初期費用を抑えてあげたい場合。 ・売主自身が処分費用・手間をかけたくない場合。 |
| ② エアコンを「外す」 | 【売主】 ・古いエアコンによるマイナス印象を避けられる。 ・引き渡し前の故障リスクがない。 ・契約不適合責任の心配がない。 ・(まだ新しければ)自分で持って行って新居で使う、または中古買取に出せる可能性も。 【買主】 ・新品の好きな機種(省エネ、高機能など)を選んで設置できる。 ・中古品の故障の心配がない。 |
【売主】 ・取り外し・処分費用がかかる!(数千円~数万円/台) ・取り外し後の壁の穴や跡の処理が必要な場合も。 ・夏場の内覧時にエアコンがなく、印象が悪くなる可能性。 【買主】 ・入居前にエアコン購入・設置の手間と費用がかかる。 ・入居後すぐに使えない。 |
・エアコンが古い(製造後10年以上など)。 ・故障している、または調子が悪い。 ・売却後のトラブルを避けたい場合。 ・買主に自由に選んでもらいたい場合。 ・売主が新居で使いたい場合。 |
【判断の目安】
一般的に、製造から5~7年以内くらいの比較的新しく、正常に動作するエアコンであれば、「残す」メリットの方が大きいかもしれません。逆に、製造から10年以上経過している古いモデルや、異音がする・効きが悪いなどの不具合がある場合は、「外す」方が無難と言えるでしょう。
ただし、これはあくまで目安。最終的には、不動産会社の担当者に相談し、地域の買い手のニーズ(「エアコン付き」を重視する層が多いかなど)も考慮して判断するのがおすすめです。
エアコンを「外す」場合の処分方法と費用

「外す」と決めた場合、問題になるのがその処分方法と費用です。エアコンは家電リサイクル法の対象品目のため、粗大ゴミとして簡単には捨てられません!
| 処分方法 | 主な手順 | 費用の目安(※1台あたり) | メリット | デメリット/注意点 |
|---|---|---|---|---|
| ① 家電量販店に 引き取りを依頼 |
・新しいエアコンを購入する店舗、またはそのエアコンを購入した店舗に依頼。 ・リサイクル料金+収集運搬料金を支払う。 |
リサイクル料金(990円~)+ 収集運搬料金(数千円~) =合計 数千円~1万円強 |
・購入と同時に依頼できるので手間が少ない。 ・(下取りキャンペーンがあれば)割引になることも。 |
・新しいエアコンを買わない場合は、購入店でないと断られることも。 ・収集運搬料金が店によって異なる。 |
| ② 自治体に相談 (指定引取場所へ持ち込み等) |
・自治体のルールを確認。 ・郵便局で家電リサイクル券を購入(リサイクル料金支払い)。 ・自分で指定引取場所へ持ち込む、または自治体指定の許可業者に収集を依頼(別途運搬費)。 |
リサイクル料金(990円~) +(収集依頼の場合)運搬料金 =合計 千円台~数千円 |
・自分で持ち込めば運搬料金がかからず最も安い。 | ・自分で取り外して運搬するのは非常に大変。 ・自治体によっては回収を行っていない場合も。 |
| ③ 不用品回収業者 に依頼 |
・ネットなどで業者を探し、見積もり依頼。 ・回収日時を調整し、自宅まで引き取りに来てもらう。 |
業者により大きく異なる (単品だと割高なことも) =数千円~数万円 |
・自宅まで回収に来てくれるのでラク。 ・エアコン以外の不用品もまとめて処分できる。 |
・費用が比較的高めになる傾向。 ・悪質な無許可業者に注意!(高額請求、不法投棄のリスク) → 必ず「一般廃棄物収集運搬業」の許可を確認! |
| ④ (まだ使える場合) 中古買取業者 /フリマアプリ |
・リサイクルショップや専門買取業者に査定依頼。 ・メルカリなどで個人売買。 |
収入になる可能性あり! | ・比較的新しい(製造後5年以内など)、人気メーカーの機種でないと値がつかないことが多い。 ・取り外し・運搬の手配が必要な場合も。 |
・取り外し・処分費用がかからない(むしろプラスに!)。 |
※リサイクル料金はメーカーやサイズにより異なります(2025年時点)。最新の情報をご確認ください。
※上記の他に、エアコンの「取り外し工事費」が別途かかります(1台あたり5千円~1.5万円程度が目安)。
費用を抑えたいなら自分で指定引取場所へ持ち込むのが一番ですが、現実的には家電量販店か、他の不用品もまとめて処分したいなら信頼できる不用品回収業者に依頼するのが一般的でしょう。不動産会社に相談すれば、提携している業者を紹介してくれることもあります。
トラブル回避!エアコンを「残す」場合の超重要注意点

「じゃあ、うちは比較的新しいし、残していこう!」と決めた場合。ここで油断すると、後で買主さんとトラブルになる可能性が…。以下の点に十分注意してください。
①【必須】「付帯設備表」に正確に記載する!
売買契約時には、エアコンを含む「家に付いている設備」の状態を記載した「付帯設備表(付帯設備状況確認書)」という書類を作成し、買主に渡します。これは非常に重要な書類です。
| 記載項目 | 記載内容のポイント | なぜ必要? |
|---|---|---|
| 有無 | 設置されている全てのエアコンについて「有」にチェック。 | どの部屋にエアコンがあるかを明確にする。 |
| メーカー名・型番 | わかる範囲で正確に記載。 | 機種を特定するため。 |
| 製造年 | 本体や室外機のラベルで確認。不明なら「不明」と記載。 | 新しさ・古さを示す重要な情報。 |
| 動作状況 | 「正常に動作する」「不具合あり(具体的に)」「故障(使用不可)」などを正直に記載。動作確認は必ず行う! | 後々の「動かない!」トラブルを防ぐ最重要項目! |
| 不具合・故障箇所 | もし不具合や故障がある場合は、具体的に記載(例:「冷房の効きが悪い」「リモコン操作一部不可」など)。 | マイナス情報も正直に伝えることで、買主の納得を得る。 |
| その他(備考欄など) | ・リモコン、取扱説明書の有無。 ・クリーニング実施歴(いつ頃?)。 ・特記事項(例:「暖房機能は使用できません」など)。 |
より詳細な情報を提供し、認識のズレを防ぐ。 |
この付帯設備表の内容と、引き渡し時の実際の状態が異なっていた場合、売主は「契約不適合責任」を問われる可能性があります。「知らなかった」「確認しなかった」では済まされないので、正直かつ正確に記載することが鉄則です。
② 「現状渡し」の範囲と「故障時の責任」を明確にする
中古物件の売買では、「現状有姿(げんじょうゆうし)=現状のまま」で引き渡すのが一般的です。エアコンも「現状渡し」とすることが多いですが、その「現状」が何を意味するのか、認識を合わせておく必要があります。
特に問題になるのが、売買契約後~引き渡しまでの間にエアコンが故障した場合、誰が修理費用を負担するのか?という点です。
これを避けるため、売買契約書の「特約」などで、
- 付帯設備の保証期間(例:引き渡し後7日間は売主が修補責任を負う、など)
- 保証しない場合は「契約不適合責任を免責する」旨
を明確に定めておくことが一般的です。不動産会社の担当者とよく相談し、買主の合意も得た上で、契約書にしっかり落とし込みましょう。
③ できるなら「ハウスクリーニング」で印象アップ!
エアコンを残す場合、フィルター掃除はもちろん、できればプロによる内部クリーニングを実施しておくことを強くおすすめします。
エアコン内部はカビやホコリが溜まりやすく、臭いの原因にもなります。いくら比較的新しい機種でも、吹き出し口からカビ臭がしたり、内部が汚れていたりすると、買主の印象は一気に悪くなります。
クリーニング費用(1台1万円前後~)はかかりますが、それによって買主の安心感が高まり、スムーズな契約・引き渡しにつながるなら、十分価値のある投資と言えるでしょう。「ちゃんと手入れしてくれてるんだな」という印象は、物件全体の評価にも繋がります。
迷ったらプロに相談! 不動産会社選びも重要

「うちのエアコン、残すべきか外すべきか、やっぱり迷う…」
そんな時は、遠慮なく不動産会社の担当者に相談しましょう! 信頼できる担当者なら、
- あなたのマンションがあるエリアの買い手のニーズ(エアコン付きを好むか、自分で選びたいか)
- あなたのエアコンの年式や状態を見て、残した場合のメリット・デメリット
- 残す場合の付帯設備表への記載方法や契約上の注意点
- 外す場合のおすすめの処分方法や費用の目安
など、プロの視点から的確なアドバイスをしてくれるはずです。
特に、地元・尼崎市の事情に詳しい地域密着型の不動産会社なら、よりリアルな買い手の声や市場感を踏まえたアドバイスが期待できます。
エアコンの扱い一つで、売却の印象やスムーズさが変わることもあります。 査定を依頼する際には、こうした細かな点についても、親身になって相談に乗ってくれるかどうか、担当者の対応力を見極めることが大切です。
私たちリブネクストも、お客様の状況に合わせた最適な売却戦略をご提案する中で、エアコンのような付帯設備の扱いについても、丁寧にご説明・アドバイスさせていただきます。安心して売却を進めたい方は、ぜひ一度ご相談ください。
→ リブネクストが不動産売却で選ばれている理由はこちら
まとめ:エアコン問題は「戦略的」に考えて、トラブルなく売却しよう!
家の売却におけるエアコンの扱い、いかがでしたか?
単なる「残すか、捨てるか」の問題ではなく、
- エアコンの状態(年式・動作状況)を客観的に把握し、
- 買い手のニーズや印象を考え、
- 費用(処分費 vs 価値向上効果)を天秤にかけ、
- 契約上のルール(付帯設備表、現状渡し)をしっかり守る。
という、売却戦略の一部として捉えることが重要です。
最適な判断は、物件や状況によって異なります。迷った時は、信頼できる不動産会社とよく相談し、後悔のない、そしてトラブルのないスムーズな売却を目指しましょう!
家の売却、エアコン処分も含めて「リブネクスト」にご相談ください!
家の売却後のリスクを極力無くしたい方、エアコンやその他の残置物の扱いで悩んでいる方は、ぜひ「リブネクスト」にお気軽にご相談ください。
売却後のクレームになりそうな箇所(エアコンの不具合など)も、事前にしっかりチェックし、最適な対処法をご提案します。必要であれば、信頼できるクリーニング業者や処分業者の手配も可能です。
また、弊社自身が直接買い取る「買取」も可能ですので、「エアコンも含めて、現状のまま早く手放したい」というご要望にもお応えできます。
尼崎で売却実績が豊富な「リブネクスト」へ、まずはご相談いたしませんか?
エアコンのことから売却全体の戦略まで、トータルでサポートさせていただきます!







