尼崎市・伊丹市の不動産売却|リブネクスト株式会社  兵庫県知事(2)第204200号


2023年12月05日

任意売却


任意売却の手続きについて

任意売却は、住宅ローンなどの債務返済が困難になった場合に、競売にかけられる前に、債権者(主に銀行)の同意を得て、不動産を市場価格で売却し、その収益で債務を返済する方法です。その手続きについて説明します。

1. 任意売却の概要
目的: 債務者が住宅ローンなどの債務を支払えなくなった場合、不動産を市場価格で売却し、債務の一部または全部を返済する。
利点: 競売よりも高い価格で売却できる可能性があり、債務者の信用情報に与えるダメージが少ない。
対象者: 住宅ローンの返済が困難になった債務者。

2. 任意売却の手続き
a. 債権者との交渉(専任媒介契約をした不動産業者で交渉可能です)
債権者との連絡: 最初に債権者(通常は銀行)に連絡を取り、任意売却の意向を伝えます。
債務の確認: 現在の債務額と支払い状況を確認し、債権者に提出します。
b. 専門家の選定
任意売却の専門家: 任意売却に精通した専門家(不動産業者、弁護士など)を選定し、手続きのサポートを依頼します。
c. 物件の評価と価格設定
市場価格の評価: 物件の市場価格を評価します。不動産鑑定士による鑑定を受けることも一つの方法です。より簡単なのは不動産業者による査定に基づく価格の決定です。
価格設定: 市場価格に基づいて、売却価格を設定します。
d. 売却活動
販売活動: 物件の販売活動を開始します。広告掲載、オープンハウスの実施などが含まれます。
e. 売買契約の締結
買い手の選定: 適切な買い手が見つかったら、売買契約を締結します。
契約内容: 契約書には、売買条件、支払い条件、引き渡しの時期などが明記されます。
f. 売却代金の決済と債務の返済
決済: 売却代金の決済を行います。この際、債権者への返済計画に従って、売却代金を債務返済に充てます。
g. 手続きの完了
残債務の処理: 売却代金で全債務が返済できない場合、残債務の処理方法を債権者と協議します。
登記の変更: 売却に伴い、不動産登記の変更手続きを行います。

3. 任意売却の注意点
債権者の同意: 任意売却は債権者の同意が必要です。この同意を得るためには、債務者の現状と返済計画を正確に伝える必要があります。
税金の問題: 売却による税金(譲渡所得税など)の問題にも注意が必要です。税理士などの専門家に相談すると良いでしょう。
(当社であれば各種専門家のご紹介も可能です。専門家要する費用も最小限にとどめることができます)

4. 任意売却のメリットとデメリット
メリット
市場価格での売却: 競売よりも高値で売却できる可能性があります。
信用情報への影響が小さい: 競売に比べ、信用情報への影響が少ない。
デメリット
債権者の同意が必要: 債権者の同意がなければ任意売却は実施できません。
手続きが複雑: 手続きが複雑で時間がかかることがあります。
以上が、任意売却の手続きとその注意点です。このプロセスは複雑であり、専門家のアドバイスが不可欠です。また、感情的な問題や個人の状況に応じた対応が求められるため、各ステップを慎重に進めることが重要です。