老後を見据えたマンション売却:最適なタイミングと注意点
監修者
山内康司
TikTokにて、不動産売却・購入について配信中。
不動歴10年以上。元警察官。

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老後の家売却を成功させる方法:後悔しないための完全ガイド
これからの暮らしを見据えて、今住んでいるマンションの売却を考える。 それは、老後の生活をより豊かにするための一つの大切な「決断」かもしれません。
ただ、大きな決断だからこそ、「本当に今売っていいのか」「売った後で損をしたり、困ったりしないか」と不安になるのも当然です。
この記事では、老後のマンション売却で「後悔しない」ために、どんな点に気をつければいいのか、そのポイントを一緒に整理していきます。
老後におけるマンション売却の良い点・気になる点

老後にマンションを売却することには、もちろん良い面もあれば、少し気になる(覚悟が必要な)面もあります。まずは、それぞれの側面を具体的に見ていきましょう。
良い点:「お金」「暮らし」「相続」の安心感
- 「お金のゆとり」が生まれる
マンションを売却してまとまった資金が手元にある、というのは、老後の暮らしにおいて何よりの「安心材料」になります。生活費の足しにするのはもちろん、その「ゆとり」があることで、センドライフの楽しみ方がぐっと広がります。例えば、退職して時間ができた今、昔からやってみたかったことに挑戦したり、夫婦でゆっくり旅行に出かけたりする資金にできます。将来もし高齢者向けの施設に入居する際の「費用」に充てられる、というのも大きなポイントです。選択肢が広がり、ご自身が納得できる施設を選びやすくなるでしょう。 - 「暮らしに合わせた住環境」に変えられる
若い頃は気にならなかった家の中の段差や駅までの距離も、年齢を重ねると「負担」に感じてくるもの。今のマンションを売却することは、日々の不便を解消し、より快適な住まいに移る絶好のチャンスになります。バリアフリー設計の住まいに移れば安全性が高まりますし、駅や病院が近い便利なエリアに引っ越せば暮らしが楽になります。これからの暮らし方に合わせて「住まいを最適化する」ための一歩になります。 - 「相続トラブル」のタネをなくせる
子どもたちが将来「相続」で揉めないように準備しておくことも大切です。マンションのような「不動産」は、相続人が複数いる場合に「どう公平に分けるか」で非常にもめやすい財産。元気なうちに売却して分けやすい「現金」にしておくのは、相続トラブルを未然に防ぐ賢い方法の一つです。また、相続税は原則「現金」で納めるため、納税資金を準備するという意味でも有効な対策になります。
気になる点:「寂しさ」「費用」「次の住まい」の課題
- 住み慣れた場所から離れる「寂しさ」
何十年も住んできたマンションを離れるのは、単なる引越しではなく、精神的に想像以上にこたえることがあります。ご近所とのつながりや思い出がたくさん詰まっている場合、その寂しさは大きなものになるでしょう。新しい環境に慣れるまで時間がかかり、孤独を感じてしまう人もいます。売却を決める前に、ご家族と「売った後、どこで、どんな暮らしをしたいか」を具体的に話し合っておくことが大切です。 - 売っても全額が手元に残るわけではない(諸費用)
マンション売却では、「出ていくお金(諸費用)」も計算に入れておく必要があります。一番大きなのは不動産会社への「仲介手数料」。他にも「印紙税」「登録免許税」、ローンが残っていれば「抵当権抹消費用」などがかかります。「売却価格=手取り額」ではないことをしっかり認識し、老後の資金計画を立てることが重要です。 - 「次の住まい」を確保するタイミングの難しさ
今のマンションを売るなら、当然「次に住む場所」を確保しなければなりません。老後の住まいはバリアフリーや利便性など、若い頃とは違う条件を優先する必要があり、希望に合う物件がすぐに見つかるとは限りません。「売るのが先か? 買う(借りる)のが先か?」というタイミングが悩ましい問題です。売却が先だと「仮住まい」が必要になり手間も費用もかかりますし、購入が先だと資金繰りが厳しくなるリスクがあります。不動産会社としっかり打ち合わせ、段取りをシミュレーションしておくことが大切です。
ここで、ご要望のあった「表」を使って、メリット・デメリットを整理してみましょう。
| 比較ポイント | メリット(良い面) | デメリット(気になる面) |
|---|---|---|
| お金 | ・まとまった資金ができ、老後の「経済的な安心感」につながる。 ・生活費、趣味、医療、施設入居費など、使い道の自由度が広がる。 |
・売却時に仲介手数料などの諸費用がかかる。 ・希望通りの価格で売れるとは限らない。 ・住み替え先の費用も必要。 |
| 住まい・暮らし | ・固定資産税や修繕費などの維持費から解放される。 ・バリアフリーなど、今の暮らしに合った住環境に移れる。 ・家の管理の手間が減る。 |
・長年住んだ家や地域を離れる「寂しさ」や精神的な負担。 ・新しい環境に慣れるのに時間がかかることも。 ・住み替え先を探す手間がかかる。 |
| 相続 | ・分けにくい不動産を、分けやすい「現金」にできる。 ・相続トラブルの予防になる。 ・相続税の納税資金を準備できる。 |
・「家」という形で子どもに残せないことを残念に思う可能性。 |
老後を見据えたマンション売却のタイミング

「いつ売るのがベストなの?」これも大きな悩みどころですよね。いくつかの視点から考えてみましょう。
「築年数」と「市場の相場」のバランス
マンションの価格が「築年数」に大きく左右されるのは事実です。一般的には、やはり新しいほうが有利で、古くなるにつれて価格は下がっていきます。
ただ、築年数だけで「もう古いからダメだ」と決めつけるのは早計です。大事なのは、「今の市場(相場)がどう動いているか」とのバランスです。
例えば、築年数が古くても、思い切ってリフォームやリノベーションをすれば、価値が上がって高く売れることもあります。特に、水回りや内装をきれいにすると、買い手の印象はガラッと変わります。とはいえ、「かけたリフォーム費用より、売却価格が安かった…」となっては本末転倒。その費用対効果(お金をかけるべきか)は、不動産会社とよく相談して慎重に判断すべきところです。
不動産市場は常に動いています。「今が売り時なのか、もう少し待つべきか」を見極めるためにも、複数の不動産会社に査定を頼み、「なぜこの金額なのか」という根拠や、最近の取引事例、今後の市場予測などをしっかり聞きましょう。
「人生の節目(ライフイベント)」というキッカケ
「定年退職」や「お子さんの独立」といった、人生の大きな節目(ライフイベント)も、売却を考える絶好のタイミングです。
例えば、お子さんが独立して夫婦二人だけになると、「この広いマンションは、管理も掃除も大変…」と感じ始める方も少なくありません。それなら、今のうちに売却して、もう少しコンパクトなマンションや、駅・病院に近い便利な場所へ住み替える、というのも賢明な選択です。
あるいは、定年を機に、思い切って都会のマンションを売り、田舎でのんびり暮らす資金にする、という方もいらっしゃいます。「介護が必要になった時」に備えて、早めにバリアフリーの整った住まいに移っておく、というのも現実的な考え方です。
これからの人生設計を具体的にイメージし、「そのために、今どうするのがベストか」をご家族で話し合うことが、最適な売却タイミングを見つける第一歩になります。
「金利」と「不動産市場」の動き
世の中の「金利」の動きも、不動産市場には想像以上に大きな影響を与えます。なぜなら、マンションを買う人のほとんどは「住宅ローン」を使うからです。
もし金利が上がる(上がると予測される)と、買い手は「ローンの負担が増える」と感じ、購入をためらうようになります。買い手が減れば、当然、不動産は売れにくくなり、価格は下がる傾向が出ます。
逆に、金利が低い時期は、買い手も「ローンが借りやすい」ため、購入意欲が高まり、価格は上がりやすくなります。「日銀が金利をどうしそうだ」といったニュースにアンテナを張っておくのも、売却のタイミングを計る上では無駄ではありません。
とはいえ、不動産の価格は金利だけで決まるわけではなく、その地域の人口の増減、再開発の計画、景気の動向など、様々な要素が複雑に絡み合って決まります。こうした全体の流れを「総合的に判断」するのは素人では難しいもの。やはり最後は、信頼できる不動産会社の担当者と「今、売るべきですかね?」と、プロの意見を聞きながら決めていくのが現実的でしょう。
売却を成功させるためのポイント

では、実際に売却を成功させるためには、どんな点に気をつければ良いのでしょうか?
鉄則:パートナー選びは「相見積もり」から
マンション売却を成功させるための鉄則は、必ず複数の不動産会社に査定を依頼する(相見積もりを取る)ことです。1社の査定だけでは、その金額が適正なのかどうか判断がつきませんし、最悪の場合、相場より安く買い叩かれてしまう事態にもなりかねません。
複数の会社に見てもらうことで、ご自身のマンションの「相場観」が養われますし、その中で一番高く、かつ信頼できる会社を選ぶことにもつながります。
もちろん、査定額の高さだけで飛びつくのは禁物です。担当者の知識や経験、「この人なら熱心に動いてくれそうか」といった相性も、売却の成否を大きく左右します。こちらの質問に対して、過去の事例や地域情報を交えながら丁寧に説明してくれる担当者は、信頼できるパートナーになりそうです。
大手の会社だけでなく、その地域で長くやっている「地元密着型」の不動産会社も選択肢に入れるのをお忘れなく。彼らは、大手が知らない地域の特性や「このエリアで家を探している人」のニーズを肌感覚で知っているため、思わぬ力を発揮してくれることも期待できます。
マンションの「魅力」を最大限に引き出す
買い手も、感情で「買う・買わない」を決めるものです。マンションの魅力を最大限に引き出し、「この家、いいな」と思ってもらう工夫も大切です。
まず基本は「掃除」。特に、買い手の視線が集中しやすい水回り(キッチン、風呂、トイレ)や玄関は、清潔感があるだけで印象がぐっと良くなります。
また、不要な家具や荷物はできるだけ処分し、部屋をスッキリ広く見せる工夫もしたいところです。買い手が見に来る「内覧」の当日は、家中の窓を開けて換気をし、照明もつけて明るく快適な空間を演出しましょう。
その際、マンションの良いところばかりアピールするのではなく、もし何かマイナス点(日当たりが悪い時間帯がある、など)があれば、それも正直に伝えること。隠し立てしない姿勢が、かえって買い手からの信頼につながります。
ペットの臭いやタバコの臭いは、ご自身が思う以上に買い手は敏感です。内覧前には、換気や消臭対策を徹底するなど、細心の注意を払っておきたいポイントです。
困った時の「専門家」を頼る
マンションの売却には、税金や法律といった専門知識も絡んできます。例えば、売却で利益が出れば「譲渡所得税」がかかりますし、契約書や重要事項説明書といった書類の理解も必要です。
こうした問題をすべて自分だけで抱え込むのは大変ですし、リスクもあります。税金のことは「税理士」に、法律や契約で不安があれば「弁護士」や「司法書士」に、と迷わず専門家に相談すべきでしょう。
税理士は節税のアドバイスや面倒な確定申告をサポートしてくれますし、弁護士などは契約内容のチェックをしてくれます。専門家のアドバイスは、安心して売却を進めるための何よりの「お守り」にもなります。
不動産会社が税理士や弁護士と提携していることも多いので、担当者に「専門家を紹介してもらえませんか?」と聞いてみるのも良いでしょう。
私たちリブネくストも、お客様のご事情に合わせた売却活動を得意としており、必要に応じて専門家との連携もスムーズに行います。
「リブネクストが不動産売却で選ばれている理由」のページでは、私たちがお客様のためにどのようなサポートを心がけているかをご紹介していますので、よろしければぜひご覧ください。
まとめ:老後のマンション売却は、計画的に
老後のマンション売却は、その後の生活に大きな影響を与える重要な決断です。良い面も気になる面も十分に理解した上で、ご自身にとってベストなタイミングと方法で進めることが大切です。
築年数、市場の動き、ご自身のライフプラン、金利の動向など、考えるべきことはたくさんあります。焦らず、じっくりと検討しましょう。
そして何より、信頼できる不動産会社というパートナーを見つけること。複数の会社と話し、査定額だけでなく、担当者の人柄や提案内容もしっかり比較してください。税金や法律のことで不安があれば、迷わず専門家を頼りましょう。
早めの準備と計画的な行動が、より豊かなセカンドライフへの扉を開くカギになります。将来を見据えた賢明な選択で、充実した毎日を送りましょう。
事前の対策で安心できる不動産売却をご検討なら「リブネクスト」へご相談下さい。
家の売却後のリスクを極力無くしたい方は、ぜひ「リブネクスト」にお気軽にご相談ください。
売却後のクレームになりそうな所を、事前に対処させていただきどのように進めていけばいいかお伝えさせていただきます。
また、弊社自身が購入させていただく事もできる場合があり、即時売却も可能なのが強みです。
尼崎で売却実績が豊富な「リブネクスト」へ、まずはご相談いたしませんか?
住み替えのタイミングや、売却のタイミングなど含めて色々とお伝えさせていただきます。







