尼崎市・伊丹市の不動産売却|リブネクスト株式会社  兵庫県知事(3)第204200号


2023年12月06日

相続した不動産の売却について


相続した土地や建物を売却する際には、法的、財務的、実務的な側面に注意を払う必要があります。以下に、その主要なポイントを詳しく説明します。

1. 相続手続きの完了
相続手続きの確認: 土地や建物の相続手続きが完全に終了していることを確認します。必要な書類が揃っているか、また遺産分割協議が終了しているかを確認することが重要です。
登記簿の変更: 相続による所有権の変更が登記簿に反映されていることを確認します。所有権移転登記が済んでいない場合は、これを先に行う必要があります。揉め事がない場合は、売買と同時にすることもあります。
2. 市場価格の把握
市場価格の調査: 土地や建物の現在の市場価格を把握します。不動産鑑定士に評価を依頼することも有効です。
価格設定: 売却価格の設定は、市場動向、物件の状態、立地条件などを考慮して行います。
実際の価格は不動産流通の専門家である不動産業者の査定を参考にされるのが良いと思います。
査定は、あくまでも、不動産業者が売れると考える金額です。査定額が高いからといって、高く売れるわけではないことにご注意ください。
3. 物件の状態の確認と準備
物件の状態確認: 建物の現状を確認し、必要に応じて修繕やリフォームを検討します。見た目の良さが売却価格に影響を与えることがあります。リフォームに大きな費用がかかる場合は、リフォームするよりも値段を下げることでリスクを分散するべき場合もあります。
物件の清掃: 物件の見学者に良い印象を与えるために、清掃や整理整頓を徹底します。
4. 売却方法の選定
仲介業者の選定: 信頼できる不動産仲介業者を選定します。業者の選択は、売却活動の効率性や成功の鍵を握ります。
販売戦略: 市場動向や物件の特性に合わせた販売戦略を立てます。
5. 法的手続きと契約の確認
売買契約: 契約の際には、法的要件を満たしていることを確認し、契約書にはすべての条件が明記されていることを確認します。
重要事項説明: 仲介業者は重要事項説明を行います。これには、物件の法的な制限や権利関係などが含まれます。
6. 税金と財務計画
譲渡所得税: 売却による利益には譲渡所得税がかかる可能性があります。税金の計算方法と節税対策について税理士に相談することが重要です。
財務計画: 売却収入の使途や財務計画を事前に検討し、相続税の支払いや他の投資計画にどのように活用するかを決定します。