築古マンション
本日は、昭和50年~60年ころに建築されたマンションの内覧で5件ほど回ってきました。
この時期のマンションは、新しいマンションと比べると、少し共用部分が弱いなという印象があります。
とはいえ、それにもまして、魅力的なのはやはり価格でしょう。
平成20年以降の比較的新しいマンションと同じくらいの立地と同じくらいの広さであれば、金額は、半分にも満たないでしょうね。
その分室内のリフォームにお金をかけて行うというのもいいですよね。
お金をかけるといっても、フルパワーで行っても、新しいマンションの半分程度の価格で完成できるわけです。
自分が思うような空間を作りたい!という方にはもってこいですね。
昭和50年などのマンションでよく心配されるのは、そのマンションが何年使えるか、という部分です。
たしかに、いくら鉄筋コンクリートの建物といっても、法定耐用年数は47年だし、実際に使う上でもいつまでも使うことができるわけではないです。
ただ、実際にはどうでしょうね。
マンションとなると、規模にもよりますが、そこに住んでいる人がいらっしゃって、生活がある。
管理組合で4/5の同意で解体とかっていうことも理論上可能ですが、そこの同意は簡単にはとれない、つまり、簡単には解体できないのかなと思います。
尼崎でマンションが実際に解体された現場というのは、私の知る限りではほとんどありません。
さんさんタウンの3番館が解体されましたが、あれは、商業施設であって、マンションではないですよね。
さんさんタウンの2番館が解体されればマンションの解体ですが、2番館は耐震工事を行って解体は回避されたようです。
4/5の人の同意ということは、、、だいたいみんなが、「いや、さすがにこのマンションもう住めないし、解体するしかなくない??」って話になったってことかなと思います。
もし、そういう解体に出会われた方がいらっしゃれば、一度お話をきいて、そのときの経緯や空気感など教えてもらいたいですね。
解体と言っても、地震が原因とか明確な理由があるものであれば理解できますが、いわゆる老朽化を原因にという解体です。
何が言いたいかというと、結局マンションは老朽化を原因として、なかなか解体するのは難しい現実があって、でも、だからといって、解体されないなんてことは言えない
っていうことですね。
ぼくは個人的には、安く買える古いマンション好きですけどね~~~